加賀圀 のれんが“粋づく”あきない街 移ろい行くモノでなく、変わらない心のこもった“おもてなし”を カタカナの街でなく、ひらかなの街を創り上げるこころ粋を持つ | ||
尾張町憲章 尾張町に生まれ育ってきた者が、連綿と続いてきた老舗のたくましさを受け継ぎ、時代を超えて人と人の「ふれあい」を大切にし、この街の良さを心から愛し、誇りを持つ老舗の商店街である。 それは、この街より我を生かす道なしとし、古さの中に新しさを、新しさの中に古さを見い出して、変わることのない魅力を掘り起こし、先人の求めた以上の未来へ自らの地歩を進めつつ、失敗を恐れず有言実行の行動力を持って、周辺地域とともに個性的な真の活性化を目指すものである。 |
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尾張町コンセプト “尾張町”の歴史を辿れば、金沢最古の市(いち)である「山崎村凹市(くぼいち)」が開かれていたり、前田利家が尾張名古屋の出生地から連れて来た商人が移り住んでいたり、とされています。いわば、連綿と流れるものを伝え遺している町とでもいいましょうか。 商人(あきんど)とは、“飽きずに商いする”とも言われています。この飽きない姿勢が、いつしか尾張町の老舗を育て、「商人経済」の充実から『商人文化』をすら産み出して来たのでしょう。 目まぐるしい程のドライな高度情報化社会の今こそ、こうした人のこころに触れるウエットなものが大事なのではないでしょうか......。 |
それも、 目に鮮やかに見えるけれど 時と共に形の失われるハードなものでなく、 目に見えないけれど 終わることのないソフトな商人の“こころ意気(粋)”をこそ持って 店先に先代より伝わる技術・伝統・遺産を展示する『一品ミニ美術館』、そして、手造りの貴重な『尾張町小冊子シリーズ』の発刊は、移ろい易い表面的な形を超えて、尾張町商人の『こころ』を伝えて行くはずです。 |