[12月04日(水曜)] 大原倉敷市商工会議所会頭(大原美術館理事長)の来街
「商い文化」を提唱している尾張町の姿を見に、岡山県倉敷市の大原倉敷市商工会議所会頭と山本専務理事が来られました。
何が尾張町の街の核心なのか!
柔らかなお二人のしぐさの中に、しっかりした目つきを感じさせられ
何か、すがすがしい緊張感を持たされました。
・第二次大戦の戦災と、箱もの近代化による二重の破壊を免れたこと
・他に目移りせず、きっちり自分の街の歴史と文化を新しい視点で掘り起こしたこと
・そして有言実行の行動力を「続け」て来たこと
・どうせやるなら徹底的にやろうとする意気込みを持ち続けたこと
・行政や他人を当てにせず、自分たちの力を行動規範の中心に据えたこと
・ITに関しても自前で行い、最も古いことを最も新しく表現したこと
・背伸びはせず、出来ることを続けて来たこと
・でも振り返って見たら、いくつかの成果が積み重なってあり、こうしてお話し出来るんです。
一つ一つ話すごとに、大原会頭の独特のイントネーションによる「はい」という返事があり
お顔に笑顔が宿っているように感じられました。
本来なら、こちらが話をお聞きする立場だったのですが、この「はい」という返事に導かれるままに尾張町の街創りの話を一気にしてしまいました。
短い尾張町の説明の後、老舗交流館の展示品を見て戴くと
たちまち商工会議所会頭の顔は、大原美術館理事長の顔となり
山田理事長と二人、なごやかな文化論になって行きました。