• [06月06日(水曜)]
  • 名古屋市荒子小学校の修学旅行7
  • 「ようこそ、荒子小学校のみなさん」
    大きく掲げられた歓迎の言葉を見ながら、187人の修学旅行の生徒達が味噂蔵町小学校に入って来ます。
    昨年100周年を迎えた荒子小学校と、今年100周年を迎える味噂蔵町小学校
    今年で7年目を迎える交流の輪は、確実にこころを結びつけて来ています。

    お金を掛けた形よりも「まごころ」で表現する交流を
    手作りの歓迎プログラムが、こころを温かくしてくれます。

    味噂蔵町小学校の代表から、「一日楽しく交流しましょう」と歓迎挨拶があり、

    それを受けて荒子小学校からも、「会うのをとても楽しみにしていました」
    と、素直な気持ちの挨拶の交換があり

    味噂蔵町小学校の全校生徒約300人と、荒子小学校の六年生と先生達が一同に揃ってみると
    広いと思った体育館が、急に狭く感じられ出したものです。

    まずは味噂蔵町小学校の学校と地域紹介があり
    続いて、この日のために練習した宝生流の謡曲「鶴亀」を六年生全員で謡いました。
    荀宝会門下の加藤先生の指導の賜物で、一糸乱れず謡いあげた力量は、加賀文化を継承する若手に頼もしさを覚えるものでした。

    荒子小学校の森斉校長先生から挨拶があり
    修学旅行のコースを地域の歴史と文化を知る金沢にした経緯と、味噂蔵町小学校との交流の経緯の説明があり
    今後も交流を続けて行こうとの、たのもしい話がありました。

    そして荒子小学校の生徒から、味噂蔵町小学校生徒への記念品が手渡され、

    さあ、今度は荒子小学校からの学校紹介と寸劇に続いて
    こちらも舞人の和嶋啓子さんに指導を受けた「前田利家ONDO」の披露です。
    ちょっと皆んなに下がってもらい、会場を広くとり、かぶき者利家らしい元気な音楽が流れると
    元気一杯な荒子小学校生徒たちによる踊りが、会場を熱気で包み込むように動き回りました。

    真っ赤な衣裳、賑やかな鳴子の音
    味噂蔵町小学校を「静」とするなら、荒子小学校は「動」
    お互いの魅力を充分に出しあった素晴らしい発表会でした、惜しみなく両校に拍手が続きました。

    味噂蔵町小学校の織田静代校長から歓迎の挨拶があり


    そろそろお腹が減って来た皆んなは、それっとばかりに恒例の「めった汁」行列、行列
    売れ行きが大好評で、先の発表会でお腹が減っていたのでしょうか、お代わりをする子が続出
    「めった汁」が足らなくなり、先生達が食べそこねしそうなくらいでした。
    急遽、追加を作って何とかなったものの、作った育友会のお母さん達も張りがでるもの、笑顔が一杯に広がっていました。

    勿論、体育館の中では、お互いの学校の子たちが
    遠く離れた友達と顔を合わせ、話をすることで、新しい友達を作ることの出来た喜びで笑顔と笑い声が絶えません。
    楽しい食事の後は、味噂蔵町小学校生徒の案内で、荒子小学校のお友達が金沢市内を案内してもらうのに出発です。
    新しい友達同志が地域を越えて交流する姿は、ほほえましく、また将来へのたくましい希望を覚えさせられるものです。