[06月05日(土曜)午前] 尾張町・子供太鼓行列
今年は何十年振りに作った「法被(はっぴ)」のお披露目です。
これまでのくすんだ法被と違い、何か目に鮮やかに焼き付き、明るさと力強さが沸いてくるようです。
大人用・子供用と二種類作ったので、一緒に付いてきた親、町会子供会、そして世話をする若手会も、皆この新しい法被を着用しました。
全員揃っての写真撮影に際しても
何かこの新しい法被の肌触りがこころを動かし、なかなか落ち着けないのです。
その分、撮影に手間取るといえば手間取るのですが、こころ暖まる手間取りに感じられたりして
観光主体の百万石行列と違い、連綿と続く尾張町に生活する人間による、こころのこもった太鼓行列の日です。
わくわくする興奮というか、お祭り特有の興奮が小さな子たちの目を輝かせ、
若手は若手で、厳しい景気を振り払うよすがと、将来の自分たちの後継者を嬉しく迎え、
親は、日ごろの疎遠な商店街活動を忘れ、我が子の成長を喜びながら行列はスタート。
尾張町中に響き渡る太鼓の逞しいおと、音、響き、
そして行列をさりげなく見守り、誘導するのは若手会の面々、
ハレの日、という神事があると聞きますが、今日はまさに尾張町の未来へ向けてのハレの日です。